ザコペンギンのblog

あなたのすぐそばにザコペンギンはいます(鳥類ではありません) そんなザコペンギンの日常を描きます。よければ暇つぶしにでも。そして発見情報をお待ちしております。 あと、私は精神病患者です。小説と同じくらいまたはそれ以上に病状、薬のことなど忘備録の意味を込めて書いています。双極性Ⅱ型(いわゆる躁鬱病)ですので、鬱の時の日記はお目汚しです。「精神」と書いてあるブログは閲覧注意です。

2015年08月

 昨日は日曜日で、ちょっと遠出して、旦那の実家でご飯食べて、酒たらふく飲んで、家に帰ってもワイン飲みながら生姜の甘酢漬け(激ウマ)を食って、ふう、と布団にころがったら。

 ・・・いましたよっ。10㎝級のムカデがっ。

 うちは築20?30?のボロ家。一応前の人が出て行った時にリフォームとかしてくれたから、古いって感じはしないんだけど。ふすまの縁の部分とか黒で塗られてるんですが。いましたよ。視界斜め上。上の方にべたってくっついてました。体色が黒で肢が黄色だったから、ふすまの縁に黄色いのがなんかみょんみょん出てる状態。

 普段大きな声を出すことない私が叫びながら旦那呼んだ。

 ぎゃーぎゃー言いながら、自分で退治した・・・。ゴキジェットかけてぽとっと落ちたんですが、まだ動く。かけまくって、なんかひくひくしてる状態のところを旦那がもってきてくれた割り箸でつかんで、オトイレに流しました。今思い出しても心臓が・・・。

 その前の日の夜、手の指と足に激痛走ったんですよね。指に至っては夢の中で刺繍針(太くて長い)にぶっさされる夢とリンクしてたみたいで、すんげー痛みが走って目がさめた。でも血も出てないし、何よりもどっからさされたかわからない。痕がない。でも激痛。ダニか?とか思いながら明け方消毒だけしてカットバン張って寝ました。
 でも痛さでしばらく寝られなかった・・・。寝たけどさ。

 次の日になったら痛みはひきましたが。今考えたら、あのムカデに食われたんだろうなあ。でも痕が残らなかった。前、2㎝弱のムカデに手首をさされたことがあって、今でも痕が残ってます。でも今回はもっとひどいはずなのに残らなかった。

 もう・・・昨日は掛け布団着ずに寝ましたよ。怖かった・・・。

 どうも観葉植物が根源らしく・・・捨てさせていただきました。旦那の実家からもらったけど・・・お義母さんごめんなさい。でも無理です。

 今も昼寝の時もびくびくしながら布団に入ってます。あのムカデさんが目に焼き付いて離れない。

 退治した直後はショックとかパニックとかで混乱しながら、旦那に化学薬品系に勤めてる友達に電話かけてもらってムカデ撃退法、およびどうすればムカデが出ない環境を作るか、を聞いてもらいました。

 結論

「耐えろ」

 涙・・・

 うちぼろいから隙間多いんすよー。洗濯機の排水溝とかも超古いし。木の多い公園が近くにあるし、っつーか、ベランダに面したお向かいは更地の草ぼうぼう・・・。

 夏は戦いだ、と覚悟はしたのですが、ゴキさんは4,5匹出た程度で、そんなに被害はなかった。ほとんどが玄関とか、風呂場とか。台所で見なかったのが唯一の救い。多分、外からの侵入でしょうね。引っ越してきた当初、夜に隣の公園に散歩いったらごっきーさんと超ご対面。多分、そっからきてるんでしょうね。
 でも風呂場とか、超無防備の状態の時に出て、卑怯だよっ。(でも出会ったのは100%旦那という。私には被害はない)

 私、節足系だめなんすよ。やたら蜘蛛が出る我が家。旦那からは殺すなよ、益虫なんだからと言われてるから殺さないけど。あっちこっちで出る。あのやたらと足があるムカデとか、蜘蛛とか、だめ・・・。

 旦那はゴキさんと青虫がだめ。節足系は平気。ぎゃあぎゃあ騒ぎながら殺すくらいなら、旦那に任せりゃよかったよ・・・。

 発掘調査、特に古墳の石室調査していた頃はムカデとかしょっちゅうでてきて平気だったんですけどね。まあ、駆除せずシカトしときゃ、勝手にどっかいくから。それとゲジゲジ

 あれ、絶対地球外生命体ですって。火星からの侵略者ですよ。初めて石室の調査したとき、うわぁぁぁぁっとたくさんいました。その中で図面の補助(泣)とか、私(体がちっこい)が這ってようやく入れるくらいのちっこい石室に懐中電灯とメジャー渡されて、「一番奥まで行って」とか・・・。「あーいる。もういる。あきらかにいる」というところに、虚勢を張って(素直に怖いと言えず・・・っつか言える環境ではなかった)、調査してました。あー今でも思い出すわ、あの暗さ。まだ20歳くらいの時だったなあ。

 先輩は石室の調査してる時、石室の中でバルサン焚いたら、げじげじが大量にぴくぴくしながら出てきたって・・・ホラーだよ・・・。

 しっかしむかで、ゴキジェットで死なないってどんだけの生命力だよ・・・。めっちゃふりかけたのにぴくぴくしてたよ。

 とりあえず「むかではつがいでいる」というのは、迷信らしいですよ。旦那のその道の専門の方がおっしゃってた。

 むかでってかむときはそんなに痛くないらしい。獲物を「刺す」時の針が痛いらしい。大して被害がなかったのは友人でも理由がわからんらしい。

 バルサン焚きたいんだけどなあ・・・かりんさんいるからなあ。数時間どこにおいとくのよ、という話で。パソとかゲーム機本体とか、ネットのモデムとか精密機械多いからちょっとやばいしなあ・・・焚けないよ(泣)

 今は布団をめくるたびにびくびくです。むかでは冬眠するらしいからそれまで。でも冬嫌いんだよなあー。

「終わったー」


 絵衣理の部屋に、棗を入れて、一息ついた。


「はい、これ」


「ありがとう」


 絵衣理は棗からペットボトルを受け取る。


「大祭までまだちょっと時間あるね」


「ちょっと休憩しよう」


「あー、もう、1年たつんだね」


 絵衣理がにこにこしながら言う。


「ナツ君と出会って。ちょうど大祭、誘ってくれたねえ」


「・・・そうだね」


 なんだか気恥ずかしい。


「・・・そういえば」


「ん?」


「あの大地って子?」


「大地がどうかした?」


「あの・・・可愛いね」


「でしょー?」


 絵衣理が笑顔で言う。


「昔は女の子に間違われてたんだよー。肌がきれいで、目ぱっちりで、唇もぷっくりしてるし。今、それいったら、ぶーたれるから、言わないけど。かわいいでしょー」


「絵衣理にとって、大地君は?」


「ん?ツンデレ」


「は?」


「いっつもぶすくれてるわりには、今日みたいに祭にはきちんと参加してくれるし、後片付けまできっちりこなしてくれるし。中学時代はなんやかんやと後輩の世話やいてたみたい。慕ってる子、多いんじゃないかなあ」


「そう」


「昔はねーエリーねえ、エリーねえって言って、私のあとついてまわってたんだけどね」


「エリー?」


「絵衣理がうまく言えなかったみたい」


「大地君って好きな子とかは?」


「あー・・・どうなんだろう」


 絵衣理はううん、と考えた。


「聞いたこともなかったなあ」


 棗は苦笑した。絵衣理は気づいていない。


(まあ・・・いっか)


「私、準備してくるね~」


 絵衣理が部屋を出て行った。


 

 

 30分ほどして


「ナツくぅん」


「どうした?着付けうまくできなかった?」


「着付けはうまくいったんだけど」


 絵衣理が棗の前でくるんと後ろを向く。


「ここ、ピンがうまくささらない」


 絵衣理は髪をお団子にしていた。普段はおろしているせいか、絵衣理はあまり髪の扱いになれていない。


「ああ、ここ。こっちもついでに直しとく」


「ん、ありがとう」


「絵衣理、手先は器用なのに、こういうの、苦手だよね」


「なんかねー髪が言うこときいてくれない」


「サラサラだからなあ、逆に言うこときいてくれないのかもなあ」


 棗は器用に髪を仕上げていく。ついでに、ちゅっと首筋にキスをした。


「もうっ」


「はい、出来上がり」


「はーい」


「あ、ちょっと待って」


 棗はシャツを脱いで、タンクトップ1枚になった。


「なんで?」


「暑い」


「そ・・・」


 絵衣理は目をそらす。


「ん?どうした」


 棗はにやにやしながら、絵衣理に近づく。


「なんでもないっなんでもない」


「絵衣理、いつまでたっても照れるね」


「だって、慣れないもん」


「はいはい」


 棗は絵衣理の顎を持ち上げ、キスをした。


「・・・グロスついちゃうよ」


「あ、本当だ。珍しく化粧してる」


 棗がじぃっと絵衣理を見る。


「あんまり見るなあっ」


 絵衣理は叫んだ。


 

 

「綿あめあるかな」


 絵衣理は棗と手を繋ぎながら、るんるんと歩いていた。


「そうだ、強化合宿、どうだった?」


「どうだったって・・・勉強してただけだったからなあ」


「ラブ的なとか」


「あー・・・なんかうちのクラスのバカが女子部屋に侵入って騒いでた。俺寝てたから知らないけど、起きたら、説教かませられてたから、失敗したんじゃないかなあ」


 絵衣理が声を上げて笑った。


「うちらはねー、恋バナ咲かせてたよー。私、その時は好きな人いなかったら、聞いてるだけだったけど。いやあ、最近の高校生は聞きごたえがあるねえ」


「そうなの?」


「いや・・・進んでると言いますか。皆、結構あけっぴろげ」


「絵衣理はそういう話するの?副生徒会長とかと」


「しないよっ」


 絵衣理は顔を真っ赤にして、怒る。


「はしたないっ」


 いつもの文句がきたので、棗は笑った。

 

 

「相変わらず、多いねー」


「絵衣理」


「ん?」


 棗が腕を出す。


「腕、掴んでて。人が多いから」


「はあい」


 絵衣理は嬉しげに腕を組んできた。


 素直に聞くのは、珍しい、とちょっと棗は思った。手を繋ぐのは絵衣理は好きだが、下校途中、腕を組む、となると恥ずかしがってしない。


「ナツ君は何がいい?」


「クレープかなあ」


「あ、クレープもいいなあ。綿あめも入るかなあ」


「まあ、入るでしょ」


 そこで、絵衣理が、あ、と言った。


「大地だっ」


 絵衣理の声に、大地が気付く。


「大地、友達と来てたんだあー」


 絵衣理がにこにこと話しかける。大地は憮然としていた。


(・・・まあ、可愛いわな)


 整った顔。誰かに似ていると思ったら、生徒会長の聖に似ているのだ。あっちは超絶美形だが、顔の系統が似ている。身長もそんなに高くなく、下駄をはいている絵衣理よりも背が低い。


「もう、なんだかなあ」


 絵衣理がぷりぷりとしながら、言った。


「こっちが問いかけてもあー、とかふーんしか言わないんだもん」


「・・・反抗期じゃない?」


「だよねー。でも長いんだよねー。中2くらいからかなあ。急にそっけなくなってさあ」


 絵衣理はちらっと棗を見る。


「ナツ君も反抗期あった?」


「あ・・・まあ、あーどうなんだろう。仕事してたからなあ。うち、父親いないだろ?それで負担・・・というか、迷惑かけてるのがわかってたから、あんまりなかったかなあ」


「いい子だ」


 絵衣理がぽんぽん、と腕をたたく。


「あ、クレープ屋あった」


 絵衣理が嬉しそうに言った。


 

 

「あー食べたねえ」


「俺、まだ入るよ」


「は?すごいっ。なんか食べる?」


「んー、まあ、いいかなあ」


「あ。今何時?」


6時くらい」


 絵衣理が慌てる。


「ナツ君、仕事っ」


「今日はいいの」


「いいの?」


「強化合宿でやった最後のテストが点数よかったんだ。だから今日は9時まで
OK


「本当?」


 絵衣理は嬉しそうに言う。


「ふふー」


 絵衣理が腕をぎゅっとする。


「強化合宿でナツ君に会えなくて、ちょっと寂しかったからさー。嬉しい」


「お、素直に言うようになってきたな」


「ナツ君の前だけだよ。もうちょっと回る?」


「疲れたから、絵衣理んち行きたい」


「いいよー、あ、新作の漫画があるよ」

 友人おすすめの「東京タラレバ娘」を読書中。

 うーむ、おなごが3人でつるんでるんですけど、皆ドツボにはまってる状態(3巻まで出てる)。

 結婚してる私としては「あーあ」って感じだけど、独身者、特にアラサーには結構「くる」作品みたいで。

 私は結婚願望なかったからなあ。なんか大学時代から付き合ってる人達からは結婚しよー言われてたけど、・・・酒飲めない人達だったからなあ(そこか)。私、人見知りするから最初はおとなしいんですよ、それに服に興味なかったから、おかんセンスでかわいー系の服ばかり着てて、好きになる人、皆勘違いから入ってた。「おとなしそう」「女の子らしそう」とか・・・(笑)

 それでつきあってみて、蓋をあけてみれば、酒のみ、おおざっぱ、男らしすぎるとか「なんか違う」と言われていた。

 唯一言われなかったのが今の旦那だったので、結婚したってのもあるかな。今の旦那、いろんな女見てきたから、だまされない(私はだましてない)、惑わされない(私は今まで惑わした気はない)

 話それたけど、結婚ってそんなにいいのかなあ。同棲生活が長かったし、子供作る気ないから、うーむ・・・。だって両家の親が絡んでくるんですよ?親だけじゃなくて、親族も。特に私んとこはおとんが長男で、兄弟多くて、そのせいで従兄弟も多くて、その結束が強いから、盆とか正月に集結して、当然旦那も、行かないといけなくて、・・・カワイソウだなあとか思ってます。墓とかも絡んでくるし。

 旦那のご両親は私に優しくしてくれるので、大好きですが、結婚って、そういうことだよ?二人だけの問題じゃないんだよ?なんか「たられば」は自分の結婚が中心で焦ってる様が書いてあるけど、実際はそうじゃないんだよ。

「結婚」が決まった時点で、血族が絡んでくるんだよ。うっとうしいとか言ってらんないんだよ、家族なんだからさ。盆、正月の折角の休みに友達とウェーおひさ~とかいってらんないんだよ。年取ると段々それが増えてくるんだよ。死人が増えてくるから。

 特にうちは(私の実家ね)は漁港で、血縁と地縁がまじりあって深くかかわってる地域で、当主(じぃじ死んだから長男のおとん)は縁ある人の仏を参りに回り、嫁(おかん)は実家の仏様を参りに来る人達のおもてなしをしなくてはならず、くそあついボロやに8/13~15すべて詰めるという悲劇。今は両親元気だからいいけどさあ・・・うち、弟いるけど(これが長男、次の当主)、年離れててまだ22か23だし。「家を継ぐ」って自覚ないし(盆すら帰ってこない)。ってかさあ、継ぐもんなんて仏さんくらいなんだからさあ、もう永代供養にしようよう(泣)私の代まで問題こさえんなよ。

 実は、弟ができるまで私が長男(父)の唯一の子供(娘)だったので、この家は婿養子か?と子供ながらに思ってた。ってか、女しか生まなかったせいでおかん、ばばあに苛められてた。そして私も苛められてた。弟が出来た途端、ころっと態度変わった。だから私はいまだにばばあは嫌い。じいじは大好きだったけど。弟生まれるまで、私は結婚せずにこの家を潰すって本気で思ってた。ってか、じいじも婿養子だし、ばばあは後家さんだし、この家の血、絶えてね?残ってんの先祖の血?と思ってしまう。まあ、おとん達が一応前妻さんの子だし、その孫だから血は絶えてないのかな(女系だけど)。どうも、おとんの血縁は男が生まれにくい家系みたいで。女が多い。おとんの兄弟もそうだし。それなのにおかんをいじめたばばあを私は許せん。まじボケて死に絶える前にうちが絶える姿を見てほしい、と思う。資産家でもなんでもないビンボー漁師で、守るもんは仏様だけなのに跡継ぎ云々まじうぜえんだよ(怒)子どもこどもうるせーんだよ(超怒)私が生んでも私はもう旦那側の人間だから、関係ねーし。弟に言えっ。

 っつーか、なんでしょうね、うち、超ど田舎だから、昔役場に就職したときは「役場でいい人を見つけろ」結婚したら、「こどもこどもこどもこどもこどもこども」。ほっとけって。(両親に言われたことはない。言うのは血の薄い親戚ばかり)

 ってことが「たられば」には書いてないから、まだまだだなあ、とちょっと思う。実際はもっとどろどろしてるって。

 絵衣理と棗が付き合うようになってから、初めての夏。

 
 試験が終わり、夏休みが始まると、棗は仕事の時間まで、絵衣理の部屋へ通うようになった。しかし、絵衣理の勉強の邪魔はしない。絵衣理は受験生だ。上位の大学の推薦を狙っている。だから、通常の成績はもちろん、2学期の成績も重要視されている。だから、棗もそれをわかっていて、邪魔をしない。絵衣理が与えた課題を、黙々とこなしていた。しかし3日にいっぺんは


「やっぱり栄養補給が必要っ」


 といって絵衣理を押し倒す。


 棗が緑葉学園恒例の勉強強化合宿に行って帰ってきた、翌日。


「やきそばいかがですかー」


 絵衣理は焼きそばを売っていた。


 絵衣理の住むマンションでの夏祭り。高校生たちは焼きそばを担当している。


「あっつーい」


 絵衣理は叫ぶ。


「いつも部屋にこもってるからだよ」


「受験生なんですっ」


「彼氏連れ込んでるくせに、何の勉強だか」


 雪がぼそりという。


「あんたたちみたいに万年ひっついてないわよ」


「なんだよー、俺らがサルみたいにやってるとでもいうの?」


 下準備をしている達也が後ろから声を投げる。


「似たようなもんじゃん」


「これでも遠慮してるんだぜー。絵衣理ねえの部屋来るの」


「あったりまえですっ今までが来すぎ」


「ってか、絵衣理ねえも下品。今年は大地がいるんだよ?」


 雪が釘を刺した。


「あ。そういえば、ごめん」


 ぶす、とした表情でもくもくとキャベツを切っている男の子がいた。


「大地もなー男だもんなーこんくらい平気だよなあ」


 達也がからかうように言う。


「・・・うっさい」


 大地がぼそりと言った。


「あの無愛想さ、なんとかならんかねえ」


 雪が呆れながら言った。


「反抗期なんでしょ。ほうっとけ」


 絵衣理は気にせず、焼きそばを焼き始めた。


「絵衣理」


 その声に、絵衣理はぱっと顔を上げる。笑顔になる。


「ナツ君っ。本当に来てくれたんだ」


「約束だし。これ、差し入れ」


「わーい、ありがとう」


「売れ行きは?」


「順調。終わる前には売り切れるかな」


「あ、絵衣理ねえの彼氏だ」


 雪と達也がやんやという。


「みせつけてんじゃねーぞー」


「ねーぞー」


「あのねー。ナツ君、手伝いに来てくれたんだよっ」


「へ?」


「去年の様子見て、大変だろうからって、手伝いにきてくれたのっ」


「まじでか?!」

 達也と雪が手のひらを返したようにへりくだった。


「それは、ありがとうございますー」


「お暑い中、ご苦労様ですー」


 棗が笑う。


「ごめんねー。いつもが万事、こんな調子なんだ、この二人」


「いや、楽しい」


「そ?」


 そこで、絵衣理は大地の視線に気づく。


「あ、ナツ君。この子ね、今年から1年なんだよ。大地っていうの」


「へえ、こんにちは」


「・・・こんにちは」


 大地はぼそぼそっと言った。


「あー、もう、大地」


 絵衣理が呆れる。


「ごめんね、この子愛想がなくて」


「俺もこんなもんでしょ」


「そうでもないよー。ナツ君、笑うところは笑うし」


 そこで絵衣理は、あ、と気づいた。


「ナツ君、クラス、
Hだったよね?」


「うん」


「大地も
Hなんだ。強化合宿でどっかであってたかもねっ」


 絵衣理ははしゃいでいう。


(・・・うーん)


 棗は絵衣理に笑いかけながら、大地の視線を受けた。


(これは、単なるガン付きじゃないかな)


 棗はまあ、と気にしないで、焼きそばづくりに取り掛かり始めた。

 久しぶりにパソ開いたて、ブログ開いて、画像に名前、カテゴリーをつけてないことに気づき、整理。

 したら、ほとんど花鈴さんの写真だった。名前つけるのがめんどくさかったから、「かりんべちゃー」とか、「おめめくりくりかりん」とか超適当。これ、いつかかぶるよなあ・・・。ってかどんだけ撮ってんだよ私、どんだけ親ばかなんだよ・・・。

 次に撮ってたのは、酒。とかつまみとか。荒くれた生活が明かされる・・・。


 この前の同期会(たこ焼き&松坂牛焼き)の時も、実はたこ焼き(というか粉もの全般)が嫌いな私は(いえるわけもなく)、ちょっと離れたところで、酢の物とキムチつつきながらビール飲んでました。帰宅して旦那に報告したら、「おっさんやん」言われた。・・・いいもん。おいしいじゃん。きむちとか、酢の物つつきながら飲む酒おいしいぢゃん。そしてこっそりたこ焼きを一個も食べなかった私。ばれてない(と思いたい)。多分、元カレは気づいてるだろうなあ。率先してタコ焼いてたから。「俺のもんは食えないんかいっ」とか思われてたらサイコーにうけるなあ。

 あ、その後の松坂牛はばっちりいただきましたよ、うまー。

 閑話休題
 
 といっても、まあ、もうネタはありませんが。携帯のフォルダ見ても花鈴ばっか。元々、写真撮るのも撮られるのも好きではないので。でも梅とか藤棚とか季節ものだけはとっとこうかな~と、撮ってます。1枚くらい。でも現像とかしないから、携帯にデータしまいっぱ。せめてパソにうつすとかしようよ・・・。だから前の携帯に残ってる状態。いつか使うときはくるのかなあ。結婚式で思い出の写真使ったし、子供作る気ないから、見せる機会もないし、撮る意味ない気がしてきた・・・。でも花鈴さんが白目向いてぐだ~と寝てるベストショットは現像したいなあ(旦那の携帯に入ってる)

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